やりたいことを全部やる! 時間術 (著) 臼井由妃 を読んでみた『本ログ』

読書

時間の使い方について考えたくて、手に取った一冊。
時間だけでなく、心やお金にも余裕ができるヒントが満載だった。

時間がないから〇〇ができない。〇〇も△△もやりたいけれど時間がない。
ビジネスパーソンに限らず、時間がないと感じているすべての方におススメしたい本です。

最初に、タイムマネジメントの基本について、その後は、メールやSNSの使い方・1週間は金曜日から始めなさい・考えるのは15分でやめなさいなど、時間を上手に使うためのちょっとした工夫が書かれている。
その内容は、「1行P.S.」でメールを時短・会議は「1発言1分」が基本・6割できたところで見直すなど、1つ1つは、3~6ページで書かれていて、どこからでも気軽に読むことができる。

印象に残ったのは、いきなり冒頭から。
「あれか、これか」ではなく「あれも、これも」でうまくいく。と著者は言う。
「時間がないから〇〇できない」「△△をやめれば□□をする時間ができる」という引き算の発想は捨てる。
「あれをやるから、これをやらない」という「あれか、これか」の考え方ではなく、「あれも、これも」という足し算の発想に切り替えることが必要であると。
まさに、「△△をやめれば□□をする時間ができる」と考えていたので、ふむふむと読み進めていった。

そして、何かをしながら別のことをする「ながら族的時間活用」に話は進む。
例えば、ラジオの語学講座を聴きながら、スマホをチェックして、食事をする。
悪くはないが、これでしっかりと語学能力が伸びるだろうか? 咀嚼をしっかりして栄養を摂取できるだろうか?
これでは大した成果を期待できない、行為そのものに満足しているだけで、目的に対して結果が伴わない、ケチな時間の使い方であると。
節約することばかりにとらわれ、時間の使い方が下手になっていると筆者は言う。
ここでも、まさに、時間を節約することばかり考えていたので、うっ! となった。

ある行為に、2つ3つの意味を持たせる。1つの行為を、いつくかの目的のために利用して、時間の密度を高めるべきだと。
例えば、地方の講演に、何の計画もなく、ただ行って帰ってくる
→時間の無駄遣いしている

講演に行き、往復の新幹線での移動時間を原稿執筆などの時間にあてる
→時間を節約している

講演に行き、その際に、地元の情報を仕入れて、コンサルティングに役立てて、同時に、現地でしか得られないネタを集めて帰ってくる。
→時間を有効に使って、時間密度を高めている

1粒で2度といわず、3度も4度もおいしい状況をつくり出そうと。

筆者は、病身の夫に代わり経営者となり、独自の発想法と行動力でヒット商品を次々に開発した経歴の持ち主。
その中で培われた実践的な時間術や仕事術、勉強術が、他にも数多く紹介されている。

生活環境の変わる方も多い季節。時間がない! と思う場面も増える。そんな時にピッタリの一冊でした。

やりたいことを全部やる! 時間術
日本経済新聞出版社 (2018/10/2)
臼井由妃

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